主なヒョウ被害
最も脆弱な箇所である端の部分（小口）が欠けてしまっています。他にも、白く見える点は雹（ひょう）などの影響で表面の塗膜が剥がれている箇所があります。このような欠けた部分や剥がれた塗膜から、雨水が浸透し、劣化を促進させ、耐用年数を短くする原因となります。
跳ねた油汚れのような点に見える部分は、雹が降った際にできた雹痕が広範囲に点在しています。この部分は塗膜が脆くなっており、それだけでなく錆びやすい状態です。このような状態は交換が必要となるほどに損傷しています。
最近のカーポートは、屋根にポリカーボネートなどの素材が使用されることが一般的になり、そのため比較的強度が向上しています。ところが、以前に設置されたカーポートでは、波板やアクリル屋根が一般的であり、これらの素材は経年劣化によって脆くなります。そのため、経年劣化した部分に雹が降ることで穴が開いてしまうことがあります。
